暇な大学生の映画備忘録

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ジョーカー(2019)

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あらすじ

「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気溢れる<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか? 切なくも衝撃の真実が明かされる!

 

感想

ジャック・ニコルソンヒース・レジャーと言った先代に対するプレッシャーもあったとは思いますがそれを見事に跳ね除けるような怪演でした。コメディアンなジャック・ニコルソン、狂人なヒース・レジャーと比べると人間としての側面が強い印象です。社会のあらゆる事が障害となり次第に心を病むアーサー、乾いた笑いに骨が浮き出た背中、Jokerというキャラクターを見事に表現した映画でした。この映画は精神病棟でアーサーが職員から逃げ回るシーンで幕を閉じます。自分としての解釈では、アーサーは所謂バットマンと対峙するJokerではなく、Jokerの様になる人物の象徴として描かれているように思います。Jokerと言えばシリーズを通して身元不明な点、最後に精神病棟に囚われていた点などが気になりました。どこまでが現実でどこからが空想なのか、この境を曖昧にしてるのは監督の意図だと思います。ホアキン・フェニックスの演じるJokerの他にも撮影を前に予め作曲された音楽、Jokerを構成する緑赤青黄白を基調とした映像の美しさも好きです。
映画とは関係ないですが、個人的にJokerと言えばArkhamシリーズでマーク・ハミルが演じるJokerが好きです。
アカデミー賞授賞式でホアキン・フェニックスが兄リバー・フェニックスに触れた点も感動的でした。

 

★★★★★★★★★☆

 

監督

トッド・フィリップス
脚本

トッド・フィリップス
スコット・シルヴァー
原作

ボブ・ケイン
(キャラクター創作)
ビル・フィンガー
(キャラクター創作)
ジェリー・ロビンソン
(キャラクター創作)
製作

トッド・フィリップス
ブラッドリー・クーパー
エマ・ティリンガー・コスコフ
製作総指揮

マイケル・E・ウスラン
ウォルター・ハマダ
アーロン・L・ギルバート
ジョセフ・ガーナー
リチャード・バラッタ
ブルース・バーマン
出演者

ホアキン・フェニックス
ロバート・デ・ニーロ
ジー・ビーツ
フランセス・コンロイ
音楽

ヒドゥル・グドナドッティル
撮影

ローレンス・シャー
編集

ジェフ・グロス

 

 

 

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