エクス・マキナ(2014)
あらすじ
検索エンジンで有名な世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。
しかし、人里離れたその地に到着したケイレブを待っていたのは、美しい女性型ロボット“エヴァ”に搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに協力するという、興味深くも不可思議な実験だった…。
感想
自分もそうなのですがメッセージやインターステラーのような静かなSFが好きな人にとっては堪らない作品だと思います。
以下ネタバレを含むので未見の方は注意してください。
検索エンジンで有名なIT企業で働くケイレブは抽選で社長のネイサン宅を訪問する権利を得る。そこでケイレブはネイサンにより作られたAIエヴァに対してチューリングテストを行うこととなる。
AIとのセッションを通してケイレブが自身とAIとの区別がつかなくなるまでの過程が丁寧に描かれていたように思います。。感情の意識があるのかどうかが機械と人間の違いなのかもしれないですが、この意識とは見せかけでどうにでもなるものであり本当に相手の意識の存在を測ることはできないと思います。。AIが創造主である人間を超える、そんな特異点が何時か訪れることに対する警鐘を鳴らすようなラストでした。こういうテーマの映画を見るといつもターミネーターのことを思い出してしまいます。幾ら対策を施そうが人智を超えたものを人間が制御することはできないので自ら学習していくようなAIを作ることには危険性を伴うという意見には私も賛成です。映像や音楽面での美しさ、静けさも好印象でした。
★★★★★★★★★☆
監督
アンドリュー・マクドナルド
アロン・ライク
出演者
アリシア・ヴィキャンデル
ドーナル・グリーソン
オスカー・アイザック
ソノヤ・ミズノ
音楽
ベン・サリスベリー
ジェフ・バーロウ
撮影
ロブ・ハーディ
編集
マーク・デイ
エクス・マキナ【Blu-ray】 [ アリシア・ヴィキャンデル ] 価格:1,100円 |