もののけ姫(1997)
あらすじ
中世(室町時代の頃)の日本。東と北の間にあると言われるエミシの村に住む少年アシタカは、村を襲ったタタリ神と呼ばれる化け物を退治したが、右腕に死の呪いを受けてしまう。その正体は、何者かに鉄のつぶてを撃ち込まれ、人への憎しみからタタリ神と化した巨大なイノシシの神(ナゴの守)だった。アシタカは呪いのため村を追われ、呪いを絶つためにもイノシシが来た西の地へと旅立つ。
感想
ジブリ映画の中でも最も迫力があるのがこの映画ですね。モロやシシガミを初めとした太古の森に生きる生物と生きるために必死な泥臭い人間の生活が情緒溢れる形で描かれています。海を渡ってきた乙事主の姿は圧巻ですね。人間の方を観てもアシタカの真っ直ぐで凛とした生き方には憧れます。サンとエボシの争いを止める為に歩を進める時に放った“どいてくれ”の一言は1度でいいから口にしたいです。とにかく人間も山犬も他の生き物達もそれぞれの生き方を持っていて自分の生き方を考えさせられる作品です。忘れてはならないのが音楽です。アシタカや山犬の様に芯があって力強い旋律には心が震えます。映画館で再上映してくれるのであれば観に行くのですが。日本文化が誇る作品です。
★★★★★★★★★★
監督
宮崎駿
脚本
宮崎駿
製作
鈴木敏夫
製作総指揮
徳間康快
出演者
松田洋治
石田ゆり子
田中裕子
小林薫
美輪明宏
森繁久彌
音楽 久石譲
主題歌
奥井敦
編集
瀬山武司
価格:6,794円 |