パディントン(2014)
あらすじ
真っ赤な帽子を被った礼儀正しいクマが、ペルーからロンドンに到着。“パディントン”と名付けられブラウン家に泊まり始めた彼は、野性が邪魔してドタバタを巻き起こしつつも、いつしか街の人気者に。やがてひとりで家を探し始めるが、謎の美女に誘拐され…。
感想
ロンドンにやって来た小熊と、彼を引き受けた家族を描いた映画です。
ストーリー自体は展開が予想しやすく至ってシンプルだとは思いますがその方がこの映画の演出の面白さを楽しめるのだと思います。ロンドンの街並みはもちろん、ブラウン家やアンティークショップの内装の細かい部分まで面白い演出を取り入れていたように思います。階段の壁に描かれたパディントンと家族の関係を象徴する桜の木、屋根裏にある家の模型を使った演出、アンティークショップのお菓子を運ぶ汽車あたりの演出は本当に面白いですね。イギリスらしいと言うかなんと言うか、随所に見られるちょっとブラックなジョークもパディントンと言うキャラクターを引き立てるのに役立っていたと思います。ミッションインポッシブル ゴーストプロトコルのパロディには思わず笑ってしまいました。ちょっと現実離れしているかもしれませんが絵本の世界のようで素敵でした。ちょっと癖の少ないウェス・アンダーソン作品と言う印象を受けました。対象年齢も低いので家族で観るのに向いてるのではないでしょうか?
余談ですがクマの夫婦を演じているのはイメルダ・スタンダトンとマイケル・ガンボンなんですね。この二人と言えばハリーポッターのアンブリッジとダンブルドアを思い出します。2人の関係性は真逆ですね。
★★★★★★★★☆☆
監督
ポール・キング
脚本
ポール・キング
原案
ポール・キング
ヘイミッシュ・マッコール
原作
デヴィッド・ハイマン
製作総指揮
ロージー・アリソン
ジェフリー・クリフォード
オリヴィエ・クルソン
ロン・ハルパーン
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
出演者
ベン・ウィショー
ヒュー・ボネヴィル
サリー・ホーキンス
ジュリー・ウォルターズ
ジム・ブロードベント
ニコール・キッドマン
音楽
ニック・ウラタ
撮影
エリック・ウィルソン
編集
マーク・エヴァソン
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