ゲット・アウト(2017)
あらすじ
白人の恋人・ローズの実家に招待された黒人のカメラマン・クリス。ローズの家族から過剰なまでの歓迎を受けた彼は、黒人の使用人たちの奇妙な態度に動揺する。翌日、白人ばかりのパーティで黒人の若者を見つけたクリスは、思わず彼を撮影するが…。
感想
この映画はホラーではなくサイコスリラーです。ホラーは苦手ですがこの映画は楽しめました。以下ネタバレを含みます。ネタバレすると魅力が半減するような映画なので未見の方はご注意ください。ジワジワと押し寄せて来るような不気味さが良かったです。2人の黒人の使用人達、パーティにくる黒人、皆がどこか不穏で黒人を見る白人達も表情を作っているようで不気味でした。初見でしたがいくつか伏線に気づくことができました。1つは黒人が皆頭を見せないこと。ウォルターやローガンはいつも帽子を被ってますしジョージアはカツラを被っています。最初にローズの祖父の紹介するシーンで祖父はジェシー・オーエンスに敗れた陸上選手と言う話がありました。これは白人達が黒人の身体能力を羨む伏線となってます。黒人の人身売買、奴隷などをしれっと描いてる点も好みでした。その怪しげな雰囲気から展開は予想しやすいですがラストが痛快なのも好きです。初見の段階ですらあれこれ考察するのが楽しいので繰り返し観ようと思います。
★★★★★★★★★☆
監督
ジェイソン・ブラム
ショーン・マッキトリック
エドワード・H・ハム・Jr.
ジョーダン・ピール
製作総指揮
レイモンド・マンスフィールド
クーパー・サミュエルソン
ショーン・レディック
ジャネット・ボルトゥルノ
出演者
ダニエル・カルーヤ
アリソン・ウィリアムズ
ブラッドリー・ウィットフォード
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
スティーヴン・ルート
キース・スタンフィールド
キャサリン・キーナー
音楽
マイケル・エイブルズ
撮影
トビー・オリヴァー
編集
グレゴリー・プロトキン
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