暇な大学生の映画備忘録

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キャロル(2015)

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あらすじ

1952年、クリスマスシーズンのニューヨーク。高級百貨店でアルバイトするテレーズは優雅な女性客キャロルに目を奪われ、憧れる。そして後日、ふとした成り行きでキャロルにランチに誘われ、彼女が愛のない結婚生活に終止符を打とうとしているのを知る…。

 

感想

1950年代のニューヨークで恋に落ちる2人の女性を描いた映画です。以下ネタバレを含むので未見の方は読まないでください。キャロルとテレーズの個性が確立されていたので2人の行動には感情があり、その感情を訴える演技に夢中になっていました。テレーズは決定を自分一人でできず常に誰かに誘われてついて行くことしかできませんでした。どこかその目にも感情が見られないようなテレーズがパーティーを抜け出して初めて自分からキャロルの元へ行くラストが印象的でした。キャロルは大人で自分の求めるものはありつつもそれによる周りの影響を理解できている女性でした。自分に合った香水、化粧、仕草を知り、いつもテレーズを誘うのはキャロルからでした。残された男達の事も考えてしまいますがルーニー・マーラの目とケイト・ブランシェットの手や口に説得力を感じてしまいました。それから車の窓枠を通して2人を写すショットは美しすぎますね。

 

★★★★★★★★☆☆

 

監督

トッド・ヘインズ
脚本

フィリス・ナジー
原作

パトリシア・ハイスミス『The Price of Salt』
製作

エリザベス・カールセン
ティーヴン・ウーリー
クリスティン・ヴェイコン
製作総指揮

テッサ・ロス
出演者

ケイト・ブランシェット
ルーニー・マーラ
サラ・ポールソン
カイル・チャンドラー
音楽

カーター・バーウェル
撮影

エドワード・ラックマン
編集

アフォンソ・ゴンサウヴェス

 

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