ヒックとドラゴン2(2014)
あらすじ
落ちこぼれの少年ヒックとドラゴンのトゥースが運命的な出会いを果たしてから5年。人間とドラゴンが平和に暮らすようになったバーク島は今日もドラゴンレースで賑わっていた。しかしヒックとトゥースはレースには参加せず空を飛んで地図に無い場所を探していた。
感想
This is Berkで始まりThis is Berkで終わる、それだけでこの映画を観れて良かったです。以下ネタバレを含むので未見の方は注意してください。この映画で驚いたのは前作で「人は変われる」と言うことをテーマにしていたのに対し今作では「人は変われるけど一部例外はいる」とちょっと現実的なテーマを描いていたからです。この変われない人こそドラゴです。ヒックやアスティはドラゴを説得しようと意気込むのですがドラゴをしっているストイックやヴァルカは彼への説得は無駄だと言い放ちます。ヒックはそれでもドラゴの説得を試みますがその結果として父ストイックを失ことになります。最後のシーンで王となったフューリーとともにドラゴを海に沈めるのですがヒックはドラゴを助けようとせず最後に一瞥だけしてバークの民の方へ向かいます。一族を守るためためには時には残酷にならなければいけない、何でも乗り越えられると思っていたヒックがそうはいかない存在に直面するという描き方がちょっとリアルで怖かったです。ヒックと同様に観る側も精神年齢を上げていく必要があるように思います。
内容とは関係ないですが1つ忘れてはいけないのが本作が日本で一般公開されなかったことです。海外では評価だ高い映画でもアカデミー賞に引っかからない場合日本ではお蔵入りとなる映画がいくつもあります。この映画を反省として映画の配給制度も考える必要があるのかなとちょっと偉そうなことを言ってみます。
★★★★★★★★☆☆
監督
ディーン・デュボア
脚本
ディーン・デュボア
原作
クレシッダ・コーウェル
製作
ボニー・アーノルド
出演者
ジョン・パウエル
編集
ジョン・K・カー
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