映画館でのアルバイトについて
映画好きなら誰もが憧れるであろう映画館アルバイト。
大学2年の頃映画館で働いていたのでその時のことについて書こうと思います。
1.映画館で働くまで
1.1 求人
現在はコロナの影響で映画館は閉まっていますが、平和な世界では映画館の求人はどこでも出されています。基本的にはネットの求人から申し込めば問題ないはずです。申し込みの際に週何日働けるか聞かれる場合は3日以上と答えておくことをお勧めします。
1.2 面接
求人サイト等からの申し込みで選考を通過すれば面接の日程を決める連絡が来ます。面接では志望動機や通勤手段など色々と聞かれますが一番重要なのは週何日働けるか、祝日や連休も働けるかです。あくまで目安ですが週3日以上は働ける意思表示をしておいてください。
2.映画館での業務
映画館での業務は色々とありますが私が担当していたのは劇場の準備/片付け、劇場の清掃、ポスターの張り替え、上映開始の確認チケットのもぎりでした。
2.1 劇場の準備/片付け
劇場のディスプレイや発券機、照明の電源をつけたり消したりすること及びそれらの清掃がこの業務にあたります。覚えることが多いのでメモを取るなりマニュアルを確認する等してやってました。
2.2 劇場の清掃
主な業務は映画の上映が終わった後にシアター内の座席の間の清掃です。これと同時に落し物がないか等のチェックも行います。複数のシアターで上映終了時間が被る時は2,3分で1つのシアターを掃除しなければならないので意外と忙しいです。
2.3 ポスターの張り替え
これは結構楽しいです。映画館の一室からポスターを取ってきて劇場内に貼ったりします。
2.4 上映開始の確認
スクリーンに広告が正しく表示されているか、映画本編が正しく始まっているか、盗撮している人はいないか等を確認します。これも清掃同様に複数のシアターで上映開始時刻が重なると忙しいです。あらかじめ何番シアターの次は何番シアターに行くと決めてから動いてました。
2.5 チケットのもぎり
劇場入り口でチケットを切る作業です。これと同時に各シアターに何人入っているかの確認や上映開始のアナウンスも行っていました。
この他にもポップコーンやグッズの販売、マネージャー等の仕事があります。
3.映画館で働くことのメリットとデメリット
3.1 メリット
・映画好きが集まっている
映画館で働くともなれば映画好きがたくさんいます。働いている人の年齢は時間帯によりますが夕方以降は学生が多いのでそういう人たちと接点を持ちたい人にはお勧めです。
・映画が観れる
これは見放題という訳ではありません。映画館によって月一本だったり急に仕事がなくなった時などの制約があります。また、従業員だから割引ということもないと思います。
・映画館の裏側が見られる
映写機のある部屋やグッズが管理されている部屋等に入ることができます。また、夜の清掃の合間に誰も入っていないシアターに1人座ってたりしました。映画館の運営の仕組みを知りたい人にはおすすめです。
3.2 デメリット
・とにかく立ち仕事
基本的に休憩の時間以外は立ちっぱなしです。お客さんの目線もあるので下手にくつろぐこともできません。長いときには6時間程度立ちっぱなしなんてこともありました。
・時給が安い
映画館のアルバイトの時給は基本的に最低賃金です。塾講師や家庭教師といったアルバイトと比べるとどうしても見劣りしてしまいます。
・忙しい時と忙しくない時の差が激しい
映画の上映開始はだいたい1日7回くらいに別れていて1回目が朝9時、2回目が朝11時半のように複数のスクリーンで同時に映画が始まります。映画が始まる時間帯と終わる時間帯はとにかく忙しく各スクリーンを走り回っていました。逆に映画が上映している間は暇で掃除したりポスターを貼ったりしていました。
・休みがとりにくい
映画館は基本的に年中無休でやっているので正月やお盆も働ける人を採用したがります。また、映画館は夜12時過ぎまでやっているので上映時間が長い映画が公開してるときなんかは帰宅が2時なんてこともありました。
4. 最後に
映画館でのアルバイトは決して楽ではないので時間がないけどアルバイトはしたい、楽して稼ぎたいという方には向いていないと思います。しかし、映画が好き、映画館が好きと言う方にとっては非常に興味深いアルバイトだと思います。
ちなみに私は映画館でアルバイトしてるときに待遇の良い家庭教師先が見つかったのでやめました笑